雑記

ツイッターではぎゃんぎゃん騒いでましたが(一部友人等にも話した)、実は三月半ばから色々ありまして、本当に大変でした。

こんなに忙しくなるとは思わなかった、要は不測の事態、というやつです。


ことの発端は発熱が落ち着いて体力回復に努めていた先月の11日頃。母から急に「来週東京行かなきゃならないかも。」というLINE。

ならない、とはなんぞや?と思い電話をかけてみたら、遠縁のお爺さん(存在は知っていたが会ったこともない)人が倒れて危篤状態にまで陥ったという病院からの電話があり、そのお爺さんの実兄が駆けつける運びになったものの、ご老人な為同行する事になった、とのこと。とはいえ入院先が関東とはいえ僻地(といったら失礼だろうが)。ホテルも必要な場所だから手配してくれないか、と言われた。

0315のライヴを控えていた私はちょっと焦りつつも、前日に空港まで二人を迎えに行き、埼玉の奥地で宿泊。母もいい歳だし、こっちに住んでいる訳ではないので主に動くのは私になるのが決定した。

正直この時はそんな大変じゃないだろうと思っていた…。

一時はどうなることかと思っていた容体は幸いなことに安定し、予定ではGW頃にリハビリ病院への転院を目標に、という医師の判断だった。

が、このお爺さんの生命力が凄まじかった。どれ位凄まじいかというと、担当医が笑ってしまうくらい。こんなに元気な70歳がいるって云う事を他の患者さんに症例として話してもいいかと聞かれたくらい。

ということで3月末に転院が決定した。(笑)


元々のご実家が鹿児島、そしてどんな偶然なのか担当医が鹿児島出身というのもあってそっちの転院先が見つかり、本人も帰る希望したので移ることに。

かといって、いくら元気ではあっても一時は心肺停止までしたお爺さん、2週間ほど寝たきりでもあったから一人で空港に行って飛行機乗って病院へ、なんて無理がある。

そこで私が付添人になることに。

しかもリハビリ中とはいえ体力低下が酷い為に、車椅子での移動がメインになる、と。

車椅子を押した経験なんて、中学生くらいに老人ホームに行かされてちょっと押した事くらいしかない。しかも今回のお爺さんは糖尿患ってるくらいの、割と体格の良い方。

とんでもないプレッシャーと不安で正直ストレスがヤバくて数日は悪夢ばっかりだった。

何度も電話で担当のソーシャルワーカーさんと連絡を取り合って、末日は早朝から病院へ行くことに。緊張して眠れず徹夜だった。

タクシーやリムジンバスを駆使したので(少しなら歩ける状態)空港までは楽だったが、二人分の荷物(といっても少ないけれど)を持った上で空港をうろうろするのは正直しんどかった。知り合いが荷物持ちで付き添ってくれたので、保安検査場までは本当に心強かったし助かったのだけれど、保安検査ゲートくぐってからの気まずさは半端なかった。話を振るのは得意な方だとは思っていたけれど、ほぼ初対面なのもあるし向こうは人見知りなのか全然心開いてくれる気配ないので間が持たなかった…。

ただ、上京してから25年が経ち、自分も望んだとはいえこんな形で帰郷するとは思っていなかったのか、飛行機乗ってからは少し泣かれてしまって、自分の幼いころを思い出して少しお話出来たことでちょっとだけ打ち解けたような気がした。


無事に鹿児島の病院へ移ることが出来て手続きも終わり実家がある地元へ。

母と伯母が経営してる小料理屋へ顔を出し、さて煙草でも、と思ってたら従兄が来店。母親に仕掛けられてた模様。(笑)

伯父の葬儀以来だったので8年ぶりとかだったのかな?ゆっくりお酒を飲みながら話せて嬉しかった。

母が末っ子で私を高齢で生んだのもあって、従兄とは18程離れている。母が入院をした時、この従兄が私を面倒見てくれてたのだけれど、そのころの記憶が強いのもあるのか、20回くらい顔を見つめられて笑われた。

「あんな小さかったしろが化粧して酒飲んでタバコ吸って…」

と何回言われただろうか。(笑)

言うことが完全にオジサンだよ!と笑い飛ばしたけども、本当に可愛がってくれてるのが分かるし、昔から大好きな従兄だしなんだか嬉しかった。

結局店の手伝いもやる事になって(目に見えてたオチ)、帰宅して横になったのは4時頃だったかな…。

温泉でも行ってゆっくりご飯食べて空港へ、と思っていたけれど、さすがに疲れてたのか目が覚めたら11時頃で、慌ててシャワーして空港へ。

6月にゆっくり帰省したいなあ。猫いるからそんなにゆっくりも出来ないけれど。


話を戻して、今回のお爺さんの件は実はまだ片付いていない。

今後地元での家を契約し(これはお爺さんの実兄に頼んである)、こっちに残したままの荷物を送ったり家の引き払いや住民票を移すなど、私が代理でやらなくてはいけないのです。

同じ県内に住んでるとはいえ本当に遠いし、代理手続きの方法などもまた調べなおさなきゃならない…まだまだ気が抜けない。

今月も慌ただしくなりそうです。


とはいえ暦上は4月、新年度。会社ももちろん忙しいし、週末にはライヴも勿論入ってるので心身ともに倒れないようにせねば…。疲れなのかまた風邪を引いてるし、気を付けなければ。


Cell×celL

細胞×個室 背伸びして、小窓から覗いた景色はそれはそれは綺麗だった 細胞はそれを目に焼き付けるのに、必死だった ただ、ひたすらに見つめた 忘れぬように そんな細胞の、記録

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