魔女達の宴<1>

2017.02.26

bulb/exist†trace/CREA

高円寺HIGH

<魔女達の宴>


お疲れ様でした。

とりあえず1、2バンド目だったCREAさんとexist†traceさんのレポから先に書こうかなと。bulbが多分長くなるので…。


・CREA

セトリは不明…申し訳ないです。

発表が来た時に公式サイトから視聴したのだけれど、ポップなギャルバンの印象だったのだけれども…イメージよりずっとずっと格好良かったです。

女性バンドって事でファンは男性の支持率が高く、だからこそもっと可愛い系を推していくのかと思いきや、全然がっつりロックバンドでした。

ヴォーカルのNakiさん。とっても勢いのある声。細身の身体で中世的なお顔立ちなのに、こんなにも勇ましく拳を煽り、バラードでは繊細さを魅せる歌声。印象的だったのは座り込んで唄われる時やアカペラターンの時にファンが座り込む様子(語弊があるかもしれないけれどアイドル界隈のソレ)がとても格好良くて。おおーってなりました。バラードは曲が好みだったのだけれど少し声量が欠けていたので音源で聴いてみたいところです。

ベースのHirokaさん。ピック弾きや指弾きなどの使い分けもしっかりされていて、ベースソロも多く何度も目を奪われました。ストレートの長髪を振り乱しながらも左右に身体を揺らし、とっても良い笑顔で踊るようなベースラインで、後方で聴いてる身だったのだけれど思わずこちらも釣られて身体が揺れてしまって。楽しそうにベースを弾く女子はいいね…!ソロの魅せ方が好きです。

ドラム、Mikuさん。黒髪パッツンロングヘアー、見た目は完全に可愛らしいちょっとロリータを彷彿とさせるTHE可愛い女子系の見た目。…なのにめちゃくちゃパワフルなドラムを叩かれるのです。ギャップ萌えでした、ご馳走様でした。しかもコーラスもがっつりされていて、凄く器用な方だなあ、と。凄く可愛い笑顔で、これはずるい!ってなってしまいました。どの曲かは定かじゃないのだけれど、曲の締め方が凄く好みな落とし込みだったんです。もう一度聴いてみたいなあ。

そしてギターのAikoさん。あの、すごく、好みでした…(笑)。なにが好みって、もうステージング?表情?魅せ方?一々ツボを突いてきました。そしてまさかのここでゼマティスギターを拝見するとは…!普段はあまりお目に掛れないギターなので、気付いた瞬間にテンション爆発しました。というのも、他三人と違ってAikoさんは凄くクールだったのです。澄ました表情(褒めてる)で動きはあるのに淡々と弾く冷静さが根底にあって。でも時折、本当に一瞬だけ見せるはにかみ顔を観た時に、もう、きゅん!って。格好良かった…とてもとても好みなお姉さんでした…。

楽曲はガールズバンドとはいえ本当に正統派ロックで、女性でも普通に好きになれるような。拳とオイコールも多く、何よりヘドバン折り畳みもある時点でバンギャル的には反応せずにはいられませんでした。そしてちゃんとヘドバン折り畳みする男性ファンに拍手したい気持ちでいっぱいでした。(笑)

驚いたのは楽器陣三人ともコーラスが出来て、綺麗なハモりが生まれていること。これは女性バンドならではなのかもしれないなあ、と。四月にリリースを控えて今後も精力的に活動されるとの事で、ちょっと注目していきたいところ。トップバッターとして会場の熱をがっつりと上げてくれる、素敵なバンドさんでした。


・exist†trace

セトリ(公式ツイートより拝借)

1.DREAM RIDER

2.ROYAL STRAIGHT MAGIC

3.GET BACK

4.花の咲かない街

5.TWIN WINGS

6.REMEMBER ME(仮)

7.RAZE

8.SKY

実は昔、結構好きで音源持っていたのです。当時はまだ地方在住で、東京に遊びに出た時に中古で音源を見つけてやっと買えたー!って騒いでいた10代の頃。Wikiで調べたらCDで持っていたのは2ndのfuneral bouquet、3rdのriot、4thのliquidでした。1stのambivalenceは友人にお願いしてダビングして貰ったなあ。何度かPCのデータ吹っ飛ばしたから今は欠けてるけど、riotとliquidは未だに良く聴いてます。格好良い。

当時(16,7くらい?)はこんな格好良いのに女性なの!と衝撃を受けた記憶…。

ちなみに一番好きだったアー写はこれ…。しかし俄かなので時期が解らない。(笑)


私が上京した時は残念ながら活動休止中。そしたら夏にまさかの復活!ということで2008年、鹿鳴館のイベント、Sequence SUMMITに行ったのだと思います。もしかしたら11月のイベントだったかも?もう9年も前のことなので…。

で、実はこの時私とんでもない怪我をライヴ中に負ってしまって。三曲目くらいで抜けたんです。折角だったのに。でも額割って流血してる状態だったので仕方ないというか。

とっても悔しい思い出になってしまったなあ、と思っていたものの、なかなかお目に掛る機会も作れず、ずるずるとここまでリベンジできないままだったので、今回の対バン発表された時は本当に嬉しくて嬉しくて。でも相当期間が空いてしまったのは自覚あったので頑張って過去の音源をちゃんと買ったり漁ったり…お陰で(?)全くノリが解らないという最悪な事態は免れました。(笑)

とはいえ、やっぱり私が記憶しているexist†traceとはちょっと違って。当たり前だわな。でも記憶と理想と想像のままの格好良さでした。もうね、格好良いし可愛いし。どこ見ても楽しい。

残念ながら私が存じてる過去曲こそやらなかったけれども、だからこそ新鮮に平等に見れた。久々に置いて行かれない様に必死になる自分がいた。

ジョウさん、相変わらずイケメンで細身で男前な顔立ちでありながら、笑顔がとっても可愛くて。初見の時「この人宝塚にいそう…」というのが当時の感想だったのだけれど、更にそのイケメンオーラは増してました。あんなに格好いいのにMCでは「高円寺HIGHだから“ハイ”テンションに!」と笑えるギャグMCも挟んで下さって。更には「魔女達の宴ってタイトルだけど、…魔女(ご自身を指差して)?魔女って云うより魔王じゃない?(笑)」と、会場全員が納得できる掴みのあるMCまで(笑)。記憶と変わらない、勢いのある声量に動き回るステージパフォーマンス、見ていてとても心惹かれました。

乙魅さんのギターはとっても芯があるなあ、と。ソロで競り出てきた時のオーラ凄かったです。人を惹きつけるのは見た目を抜きにして男性らしさがダントツだったと思います。割とシンプルな機材だった(マルチメイン?)のだけれど、色んな音で厚みを出していて、ESPギターのイメージを覆されたなあ。

mikoさん、ギターボーカルと兼任されてるポジションなのだけれど、どちらも凄くmikoさんの見た目通りの音と声。可憐や透明さを前面に出すギターの音色。赤い爪先の細い指先がとんでもない速さで動くから思わず左手をマジマジと見てしまいました。なんだろう、多分このバンドの中で一番女性的で繊細な一面を引き出せる人なんだろうなあ。

猶人さんは相変わらず密室/コテ系の黒いオーラ全開で、割と低い位置でベースを弾くので見ていて楽しかったです。最新アー写を見た時は某MSIのベースさん(蛸とかやる人)と似てる…?って思っててごめんなさい…(笑)。薄付けの白塗りがとっても素敵。ぐわぐわと曲を底上げしていく力強さはベース本来の役割でもあると思うのだけれど、それを全うしている音。5弦ベースならではの力強さなのか、二本のギターとドラムの間に挟まれている筈なのに、嵌るべくして嵌った音、というような印象でした。

ドラムのMallyさん、名前と見た目のギャップは相変わらずでした。それでも前よりちょっと女性的になったかな?って思ってたのはセッティング中。スティック持ったら勇まし過ぎました。格好良い。穴あきのクラッシュシンバルが普段のバンドでは見かけない角度にセットされていたのだけれど、あれはいつもなのかな?途中ネジを弄ってたのは不本意な角度だったのかしら。ジョウさんの魔王発言を受けて手をゆらゆら動かして魔王のイメージを再現されていたのがとても可愛かった。このギャップにも私は萌えたよ…!しかしスティック捌きの早いこと早いこと。その細い腕のどこにそんな瞬発力を生む筋肉ががあるんだろうか、と驚かされました。最後捌ける時に今後の活動に関して気合宣告とお礼を生声で叫んでいたのが非常に格好良かったです。

楽曲は昔より重さや暗さのレベルを落として、疾走感や一体感を生む事を重視した曲が多かったように感じました。15年弱と長いこと続いてるバンドなだけあって、阿吽の呼吸は流石でした。4月から12月までの毎月19日(イグの日)に連続ワンマンを開催するそうです。会場は恵比寿club aim。ジョウさんは「毎月やるからには確実に成長する所もあるはず、そうでなきゃ意味が無い。そんな成長を見て欲しい」と仰っていたけれど、成長や新たな発見がきっと多くあるんだろうな、と。流石に毎月は見届けられないかもしれないけれど、どこかでタイミングが合わせて遊びに行きたいなあ、というところです。


さてさて長くなったので、主催でありトリであり目当てのbulbさんの記事は別で上げます。

Cell×celL

細胞×個室 背伸びして、小窓から覗いた景色はそれはそれは綺麗だった 細胞はそれを目に焼き付けるのに、必死だった ただ、ひたすらに見つめた 忘れぬように そんな細胞の、記録

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