映画の話
趣味は?と訊かれて映画鑑賞ですと答える人を尊敬する。
流行りものは基本的に見ないし、映画館も前後左右によっては居心地悪くなるので基本的に行きたくない。
実際映画を観るのは年に2~3回ほど、ホラー映画をばーっと観るくらいの浅いブームがあるくらい。
その点一昨年まではHulu、去年からはAmazonを契約したから、元を取れればいいかなって程度で、ノートパソコンで流すゆるーい鑑賞スタイル。
洋画にしても邦画にしても好むのは専らホラーやサスペンス。
昔みたいに怖くてどうしようもないっていう感覚は無くなったなー。麻痺したのか。
ゴースト物より多分悪魔モノがすきなんだと思う。エクソシスト系、というのかな。どんどん豹変していくようなやつ。でもパニック系も好きなので、パラノーマル1とかは好きだった。1は良かったw
夏だし怖いの観たいなーって発言を去年に引き続きツイートしたら、勧められたのは「ジェーンドウの解剖」「IT」「ゲットアウト」「ドントブリーズ」「残穢」だった。
多分去年も同じものを勧められてて、結局何故か観なかったんだよね。プライム対象じゃなかったからかな。でも今回はアマギフ残高結構あったので潔くレンタル決めました。
字幕が嫌いというわけじゃ無いんだけど声で出演者を覚えるので吹き替えがあれば吹き替えを好んでしまう。なぜなら顔が覚えられない。特に洋画は。
ジェーンドウの解剖、ITは吹き替えがあったので、優先して観ちゃいました。以下感想。もちろんネタバレとか気にせず書くので嫌いな人はお帰り下さいな。
あと勧めてくれたお友達さんたちには申し訳ないくらい辛口かもです。すいません。
まずは「ジェーンドウの解剖」
★★★☆☆
解剖シーンにすごく力入れてるのが伝わった。ジェーンドウの綺麗さは半端無い。
そしてジェーンドウがコルセットを常用してた事が判明した流れでちょっと笑ってしまった。だからコルセット愛好者が勧めてくれてたのか、と。笑
ポルターガイスト的な現象が起きるホラーは色々観てきたけど、魔女狩りっていうキーワードが出てくるのは予想外だったなあ。悪戯な交霊術などで呼んでしまった悪魔とか、憑く理由が特にない理不尽な霊なんかより、よっぽど面白いかも。
不気味さはジェーンドウから醸し出されてて良かったものの、猫の描写はただただ気分が悪かった。動物が痛い目に遭うのはやはり苦手だ。
魔女狩りが由縁だったのは面白かったけれども、主人公の彼女が父親の手によって…なシーン、ラストの助けが来たと思ったら・・・なシーンは完全に読めてしまったので面白みに欠けるなあ、と。
そもそもみんなフラグの立て方が古い。どんでん返しからの返し、があると思ってたらドストレートすぎて拍子抜けしてしまった。
普段ホラーを観ない人・苦手意識がある人には気味が悪いで終えてしまうのかもしれないけれど、観慣れて麻痺した自分にとっては「映像(ジェーンドウ)が綺麗が故に勿体無いB級ホラーシナリオ」という位置づけ。途中途中出てくる怪物?らしき見た目のヤツがもう笑えるくらいにB級だった。エイリアンかよ。
続いて「IT”それ”が見えたら、終わり。」。
★★★★☆
原作が古き良きホラーなので期待度高め。
だけど、ここで私の悪い癖が…主要人物(子供)達が覚えられない!w
子供だから声も可愛らしい声ばかりだし判別付けるのに時間かかった。途中で流し見厳禁な事に気付いてちゃんと観るようにしてたらちょっと前半疲れた。
全員の背景説明が長く感じた。というより実際長い。ホラー映画って大体二時間以内が殆どだったから二時間十五分あるのって珍しい(前述のジェーンドウは一時間半切る)。
ピエロ恐怖症の人は絶対見れないだろうけど、ペニーワイズ(ピエロの名前)が兎に角秀逸で。表情が凄く細かくて牙を剥いてるシーンとかは気色悪くてゾッとした。このゾクゾク感久しぶり。
ただ、終盤にある、連れ去られた子供達が漂っていたりするシーンに深い理由付けが無かったり(歌詞を裏付けるためだけ?)ちょっと落とし込みが足りないような物足りなさ。
ベタな子供の恋愛ストーリーは可愛らしいオマケとしては充分だったかな。それにしても子供達の口の悪さや下品な話連発には最初びっくりした。テッドやチャッキー程じゃ無いけども。笑
Amazonのレンタルだったのだけど、エンディング後は特典映像でスタッフやキャストのインタビューが入ってた。これめっちゃ良かった!
ビル(ペニーワイズ役のイケメン若手俳優)がオーディションの時点でフルメイクして挑んだ、という話は知って良かったかも。あと反り目(左右の目を自在に動かす)が出来る事で不気味さをCG使わずこなせたりとか。兎に角表情が凄い面白いと思って観てたから、そこに関して言及してたの嬉しかったなー。撮影時に出来るだけ子供達と会わせず、本物の恐怖心を出させるとかね。子供達も幼いのに凄いなあ(こういうの発育の影響とかどうなんだろう?とか考えてしまう)。
二本とも、抜群に怖くてやべえ!とはならなかった…けども、ホラー耐性無い友人に勧められる位には楽しかった。まだあと三本観てないお勧め作品があるのだけど、残穢以外の二本は字幕だからちょっと余裕あるときに観ようと思う。
番外編
「パラノーマルアクティビティ~呪いの印~」
もうサブタイトルの時点で駄作なの分かってたけど観ちゃったよね。あの日送り演出が良かったシリーズなのに…もうこれは別物なのでは?w
魔女の家、まだミカが生きてた頃っていう解釈は合ってるはずだけど、何がなんだか…w
眠れない時に解説ブログとか読んでみ…るかな。笑
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