Plastic Tree<念力>



(↑公式より引用)

やっとちゃんとゆっくり聴いている。なかなか忙しくて落ち着いて聴けなかったんだよね。聴くとこうやって文を書きたくなるからなあ。

プラっていろんな面を持った不思議なバンドだと思っているんだけれど、20周年樹念と打ち出していてこのパターンの曲を打ち出してくるとは思わなかった。本当に意表を突かれたというかなんと云うか。

…こう書くと語弊があるのかな。

プラの王道っていうと近年でいえば、「サナトリウム」(2009年)や「くちづけ」(2012年)など、切なさや薄暗さを前面に出した曲だと思っていたのだけれど。

でも改めてウィキを見てみたら…ここ最近は割と芯の強い王道ロックが多く出ていてる。瞳孔(2013年)やマイム(2014年)の流れを踏まえると納得の行く流れか…。

それにしても初見はあまりのエッジの強さに「おぉう!?」ってなったのは事実。力強さを押し出している中にもグルーヴ感がしっかり感じられる辺りがプラらしくもあり、メジャー二十周年だからこその意図なのだと思うと海月としてはにんまりしてしまうけどね。


強いサウンドの反面、歌詞が話し言葉を多用しているのは竜太朗さんらしい。言葉の韻をさりげなく踏んでいたり、独白めいた言い回しがちゃんと音に填まるのは竜太朗さんの声質もあるのだろうけれど(好き嫌い分かれる声なのかもしれないけれど)。MVでギターを掻き鳴らしつつもぎょろりとした目でカメラを見てくるのが格好いい。そしてヘナペイントが可愛過ぎる。あれ流行りそうだな。…というかちょっとやってみたい気もする。

イントロから結構ノイジーなシンセがメインに聴こえるけれど、ライヴでどうやるのか全く見当つかない。同期がどこまで入るのかも、どのラインをアキラさんが弾くのかもサッパリ。(笑)MVでアキラさんがやたらにスライドしてるのが美味しくて何度も見てしまうのは私だけじゃないはず…。赤外線カメラを使ってるからこういったモノトーンの映像らしいけれど、白金のようなアキラさんって見慣れないから斬新。衣装が白く反転しているのもまた良いよね…リアルじゃないからこそ、かな。

正さんの音はこれまでと違って少し潰したような音(褒めてる)に聴こえるけども、録りはいつものベースだったのかな…?MVが緑のベースだから視覚的に引っ張られてるのかもしれないけれど、プレベっぽくない音だなーというのが率直な感想。もちろんエフェクターで変えてる可能性もあるし、ミックスの時に変えてるのかもしれないけれど。リズムの取り方も今までとちょっと違う気がするような。こんなフレーズ弾くんだー、生で目と耳でちゃんと追えたら良いなあー、と思うところが沢山ある(多分その時になったらテンションで忘れてるのだろうけど…)。

強弱の付け方が凄い印象的なドラムに関しては、ケンケンさんらしい重すぎず柔らか過ぎない、疾走間を感じる細かさににんまり。上から目線になるつもりはないのだけれど、これだけは確信もって言える。ケンケンさん、めちゃくちゃドラム上手くなってない…?(笑)手数がとんでもなく増えたよなあ、と加入当時の記憶を振り返ってしまう。年末公演の映像演出で表情をスクリーンで見る機会があったからこそ思うのだけれど、慣れた曲にではほころぶ笑顔が見れる瞬間も増えてきたし…なんだかとってもいい。キャラブレを感じつつも、遣り慣れてない事への戸惑いから感じる初々しさが未だ解けないのは可愛いよね。最強な末っ子キャラだと思う…。


盲目的な文章で申し訳ない。(笑)

ツアーも春ツアーらしく全国色々な所を廻る彼らなので、このライヴ栄えしそうな念力がどう育っていくのか心から楽しみな今です。

0729の特別公演はパシフィコ横浜。初めての会場だし、今年一番の大規模公演というのもあって、とても楽しみ。リクエスト公演といわれると、ちょっと年末公演のグダグダ感が頭を過ぎったのだけれど、詳細を見て納得。二部構成だけれども、個人的には一部がどうなるか見物だと思ってる。


久しぶりにレビューらしい文章を書いたけれど…そもそも発売から一週間過ぎてるしちゃんと聴き込めていないのが分かる雑な文で少し反省。

カップリングのcreepとサーカスについてはまた後日。来週中には上げたいところ。

Cell×celL

細胞×個室 背伸びして、小窓から覗いた景色はそれはそれは綺麗だった 細胞はそれを目に焼き付けるのに、必死だった ただ、ひたすらに見つめた 忘れぬように そんな細胞の、記録

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